2010年12月11日土曜日

まどか25周年記念職員研修会

今年まどかは開設25周年。これを記念した職員研修会を開催しました。

4日()の午後、会場は活動センター愛光園。講師としてお越しいただいたのは、遠く北海道で、社会福祉法人札幌この実会・この実支援センター所長としてご活躍されている石元憲明さん。




(左が石元さん。右はまどかグループ長 渡部。)
「僕は・私は、普通の暮らしがしたい」
本人たちがそう願い、グループホーム・ケアホームの暮らしを選んで、結果的に入所施設を廃止するに至った経過と、ご本人たちの現在はどんな暮らしぶりか、写真等を交えてお伝え下さいました。




 


この実寮を出て、地域で働きながら暮らす本人を支える体制をスタートさせ、その地域と深く交流し、体制を充実させていく過程を経て、この実寮の入所施設としての役割は終わった・・・。
1995年に「ここにかつて、この実寮があったさ!」と言い切る目標を立てて、その実現に至った12年間は、これからのまどかがどうあるべきか示唆に富んだ足跡と感じました。





講義の後は、ひかりのさとファーム・れすとらんくるみで石元さんを囲んでの夕食会。




 

話をうかがいながらまどかの中、ひかりのさとの辺りを思い返せば、ここで頑張ってきた自信を笑顔にまぶした面々がぽあ~っと頭に浮かびます。
札幌の実践で終わったのは入所施設という場所だけで、そこにいた利用者は街の中で暮らしているし、支援は途切れていない。かつ、新たな仲間も加わっての暮らし始めている。
まどかの25周年で伺った話を自分たちの口から人に伝えるようになるにはあと何年必要でしょうか。

沓名哲夫