2015年6月30日火曜日

まどか30周年

 平成27年4月1日、まどかは30周年を迎えることができました。5月5日に行われたひかりのさとの会の例会では、まどかの利用者さんと職員からいつもお世話になっている皆様への感謝を伝える場を設けていただきました。

 当日、まどかから多くの利用者さんが例会に参加しました。場所や物の変化が苦手なまどかの利用者さんです。本番を迎えるまでは「会場に入れるだろうか」「途中でパニックになってしまわないだろうか」と不安もたくさんありました。しかし、いざ本番が始まってみると、その不安は杞憂に終わりました。

 音楽隊のメンバーは例会で発表するために練習を頑張ってきました。本番では練習以上に堂々と演奏ができました。まどかの皆を代表して感謝の言葉を読み上げてくださった2名の利用者さんは大きな声で一言一言を伝えることができました。

 読みやすいように原稿にしたのは職員ですが、内容は全て利用者さん自身の言葉です。客席から見守ってくれた利用者さんも、今ののぞみの家はほぼ初めてという方もいるにもかかわらず、ほとんどの方は落ち着いて過ごすことができました。



 まどかの利用者さんの多くは言葉でのコミュニケーションは困難です。しかし、利用者さんの奏でる音色や写真の表情から、「ありがとう」や「まどかで楽しく暮らしています」という気持ちが少しでも伝えられたのではないかと思います。これからも、まどかをよろしくお願いします。


深谷 和香

30周年記念誌も発行しました。一冊1000円でお分けしております。

2015年5月31日日曜日

於大まつりに出かけてきました。

 4月18日(土)にまどかの男性利用者さんと一緒に於大まつりに行ってきました。会場となる於大公園までは、東浦町営バス「うらら」に乗って移動しました。今までバスに乗る経験があまりなかったのですが、上手に手帳を運転手さんに見せて乗り込んでいきました。
 於大公園に着いてすぐ人の多さに圧倒されているようで、声をかけてもキョロキョロとするだけで、反応があまりありませんでした。
 まず、最初に興味を持たれたのは、キーホルダー作りでした。インストラクターの方に教えてもらい、ゆっくりと作り上げていきました。15分程で完成させると、できあがった物を私にも見せてくれました。
 その後、時間の経過とともにお祭りを楽しめるようになってきて、お店の前を通るごとに、指をさして気になるものを教えてくれました。特に気になったのが、パチンコのゲームだったので、お店の方にやり方を教わり挑戦しました。思いのほか上手に進めることができ、3等賞の得点を挙げ、お菓子をもらってきました。
 お祭りの会場の滞在は2時間程でしたが、キーホルダー作りに始まり、お昼にやきそばややきとりを食べ、おやつにワッフル、パチンコゲームの後には足湯に浸かってのんびりしてから、またバスに乗ってまどかに戻りました。
 短い時間ではありましたが、楽しい経験となり、私にとっても嬉しい時間でした。
稲生 直幸


※まどかの織物も出店していました!
売り上げ好調!
世間にアピールすることの大切さを学びました。


 

2015年4月17日金曜日

開所記念

 4月1日はまどか開所記念日です。今年は新入職員2名と異動してきた職員2名が加わり、例年になくにぎやかなまどかになりました。この日はあいにくの雨模様のため、利用者さん・職員共々楽しみにしていたお花見はできませんでしたが、ドライブで車中から桜を見ることができました。



 利用者さんにとってこの日のメインイベントは、唐揚げとイチゴがプラスされたお昼ご飯でした。見て楽しみ、香りを楽しみ、味を楽しむ。それぞれの利用者さんがそれぞれの楽しみ方をされている姿を見ると、支援者の私自身も一緒になって楽しみ笑ってしまいます。やっぱり笑顔は人を元気にしてくれる一番の源です。この笑顔を来年も再来年もその先もずっと見られるよう、利用者さんとの関わりを大切にしていきたいと思います。




石田 明己

2015年3月30日月曜日

まどか雛人形

 2月3日の節分でお寿司を食べると……「雛人形?」まどかの利用者さんから
「3月3日は雛祭り。明りをつけましょボボボーン」と笑顔でさりげなく要求があり、支援者の顔を見る度、「雛人形」と教えてくれました。2月中旬 金屏風にお内裏様とお雛様、ぼんぼりに橘と桜の木、至ってシンプルですが雛人形を飾りました。見える位置に車椅子を移動し眺めていたり、指をさし笑顔で身体や顔を揺らしたり、「雛人形見ちゃった」と利用者さんそれぞれの反応がありました。



 まどか開所当時は、お内裏様とお雛様、3人官女に5人囃と7段の雛人形でした。雛人形の前に椅子を持って来て嬉しそうに眺めている人もいれば、お内裏様とお雛様に「はーい」と話し掛けている人、可愛さのあまり人形を抱いて持ち歩くなどしているうちにまどかのお雛様は、現在の位置に移ることになりました。今ではお内裏様とお雛様が中仲睦ましく私達まどかの皆を高い位置から見守ってくれています。



 3月3日の雛祭りまでまどかの皆をよろしくお願いします。
 「雛人形」と教えてくれるまどかの利用者さんいつもありがとうございます。

長瀬

2015年1月21日水曜日

明けましておめでとうございます。

 まどかのお正月は初詣に出掛けたり、ドライブや喫茶を楽しまれたり、のんびりとした時間を過ごされました。

初詣に行き手を合わせてお参りしてきました

 正月三が日はおせちや豪華な食事か並び、いつもより食べ過ぎてしまう方もいらっしゃいました。正月太りという言葉があるくらいですからね。美味しい料理をお腹いっぱい堪能されていました。

食事サービスセンター手作りのおせちに舌鼓を打ちました

 そして、楽しく過ごしたお正月も過ぎ、冬休みモードだった皆さんも少しずつ平常モードへと切り替わり、それぞれのペースでお仕事を頑張っていらっしゃいます。

 今年もお世話になっている方々に年賀状をお出ししました。年賀状の絵は「まどかアート」活動で利用者さんが描いた絵を使用しています。今回は「賀正」という字もアート活動のメンバーに書いて頂きました。力強い一筆になっています。メンバーの皆さんはとてもよい表情で作品を制作していらっしゃいます。

 お仕事だけではなくこのような活動も大切にし、皆さんがいきいきと暮らせる1年になることを願いつつ、本年もよろしくお願い申し上げます。


石川 杏

2014年12月15日月曜日

今年度7回目のレジャー外出~のんほいパーク

 11月5日は、今年度7回目となるレジャー外出で、『のんほいパーク』に出かけてきました。その日は、雨に降られるのかと心配するようなお天気でしたが、利用者さん、支援者の思いが天に届いたのか、楽しく出かける事ができました。



 のんほいパークへは利用者さん5人(男性3名・女性2名)、支援者5人のあわせて10人で行ってきました。目的や特性に応じて個々で自由に行動される方、仲間と一緒に行動される方に分かれていて、食事やコーヒーを楽しんだり、遊園地で乗り物に乗ったり、動物園で動物とふれあったりと、ゆったりと楽しめるとても素敵な外出になったと思います。




 今年度のレジャーは、ファームから運転手の方々を派遣していただき、ゆとりのある外出となりました。本当にありがとうございました。来年度も、よりよい楽しい外出となるよう計画していきたいと思います。

菊池和行

2014年11月24日月曜日

バザー 楽しかったよ!

 11月3日に、ひかりのさとバザーがありました。バザーは、例年愛光園の各事業所や有志のボランティアの方、ご家族の方たちがお店を出し、愛光園の利用者さんと地域の方たちの交流を目的として行われます。焼きそばやじゃがバター、綿菓子にゲーム、事業所内で作ったものを売る店など、何処に行こうか迷うくらいたくさんの店が並んでいました。

 私は、まどかから出したストラックアウトのゲームを担当しました。
 近隣の子供たちや他の事業所の利用者さんがたくさん来て下さり、「あの景品が欲しいからまた来たの」とか「やったー! 的に当たった」等などの言葉が聞けて、とても嬉しく、やってよかったと感じました。



 まどかの利用者さんは、職員とペアになりお店を周りました。
 ご自身の好物を売っているお店に行き購入後は まどかに戻り、嬉しそうに召し上がっていらっしゃいました。
 私の担当したお店に来てくれたTさんは、ストラックアウトを楽しんでいたのですが、隣でやっているじゃがバターのお店が気になり、一度食べたのがよほど美味しかったのか、目がお店の方にばかり向いていました。私は思わず笑ってしまいました。
 職員がTさんの為に好きそうな景品をいろいろ見せていましたが、やはり目線はじゃがバターの方でした。
 やっぱりまどかの利用者さんは、食べる事が好きなのだと感じました。




 最後に、今回のバザーは、利用者さんの笑顔と地域の方の笑顔でいっぱいの一日だったと感じました。そして、まどかの利用者さんたちの笑顔をも見る事ができてとても嬉しかったです。
 これからも、たくさんの笑顔が見られるように、利用者さんが楽しめる事を考え、提供していきたいと思います。

山田 拓実