当日、まどかから多くの利用者さんが例会に参加しました。場所や物の変化が苦手なまどかの利用者さんです。本番を迎えるまでは「会場に入れるだろうか」「途中でパニックになってしまわないだろうか」と不安もたくさんありました。しかし、いざ本番が始まってみると、その不安は杞憂に終わりました。
音楽隊のメンバーは例会で発表するために練習を頑張ってきました。本番では練習以上に堂々と演奏ができました。まどかの皆を代表して感謝の言葉を読み上げてくださった2名の利用者さんは大きな声で一言一言を伝えることができました。
読みやすいように原稿にしたのは職員ですが、内容は全て利用者さん自身の言葉です。客席から見守ってくれた利用者さんも、今ののぞみの家はほぼ初めてという方もいるにもかかわらず、ほとんどの方は落ち着いて過ごすことができました。
まどかの利用者さんの多くは言葉でのコミュニケーションは困難です。しかし、利用者さんの奏でる音色や写真の表情から、「ありがとう」や「まどかで楽しく暮らしています」という気持ちが少しでも伝えられたのではないかと思います。これからも、まどかをよろしくお願いします。
深谷 和香
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